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PERFECT BLUE

監督:今敏







1.感想

◎ 印象



今敏監督第一回目監督作品?かな。全体的に画面がクリーム色だなというアバウトな印象。初めてみたのは3年前だった気がする。 本当の殺人者が一体誰のか?を誤らせるために様々な趣向が繰り広げられていると感じる。 あのストーカー(内田、ema-nia)が最初犯人かと思わせる描写が多々存在する。まず、見た目が気持ち悪い。他のどのキャラクターに比べても気持ち悪いし造形が細かい。目は黒目がでかい。感情が読み取れない顔。製作者のインタビューによると、白目が無く黒目しか見えない目は動物的な、無駄に愛嬌があるが何を考えているかわからない。 喋らない。とにかくストーカーはセリフが前半には無い。喋った時の気持ち悪さ。妙に高い声で、怖さを感じる。喋らない彼も怖いが喋る彼も怖い。狂信者であることを最確認する。 ミマの部屋 誰が作っていたか。それはマネージャーなのは間違いない。この時代はまだインターネット黎明期なんだなと感じる。今以上にネットが怖い世界として認識されていた。メイルもしかり。内田がミマの部屋を見ていてしゃべっているシーンは、ストーカー単独犯行と勘違いさせるシーン。部屋中のミマが喋っているのはこいつの盲信度を表していて、自律的にやったのだと思わせているようにしてある。 ミマの部屋自体はミマの俳優化のずっと前から存在していたのはず。というとマネージャーはずっと前からアイドルミマになりたかったのだろう。俳優化してから内容が乖離していくのは、実際のアイドルミマが存在しなくなったために「依代として」空いてしまったアイドルミマの部分に自身を落とし込めてしまったんだろう。 どこまでが幻想のミマか? 窓から見えるミマや、すれ違う車に見えるミマは幻想のミマだと思う。しかし、アイドルライブにミマが出演というシーンは実はマネージャーではないかと思う。あそこでは、ミマ以外の人々が幻想ミマを見ている。だからマネージャーが現れたんだろうとう推測。 マネージャー 登場シーンが後半から急になくなる。カメラマン殺害後日くらい?そのあたりから、殺害はストーカーだけでなくマネージャー本人が動き始めている。カメラマン、脚本家殺害はマネージャーがやっていたと思わせる描写がある。ピザ屋はミマが行なっていたし。 爆弾 手紙爆弾はマネージャーの自演だと思う。あれがミマにあたったとしたら、どうしてたんだろう。 FAX  これもマネージャーの仕業かな。ストーカーが家まで知ってるような気がしない ピザ屋の服 これもマネージャーが置いていったんだろうな。 赤 インタビューによると基本、どのシーンでも赤が見えるように趣向が凝らしてあるそうだ。確かめてみると家の屋根、傘、服、小物。どれも赤い。小さく赤い。全面ドバっと赤は実は少ない。 日時 カレンダーを見ると脱アイドル宣言が2月、事件の収束が7月、病院に来たのが夏(同じ年かどうかはよくわからないが違う年だと思う)。 ミマとマネージャーの鬼ごっこが起きたのは4時。カメラマン殺害事件で電話で起きたのは10時・・・ 書いていて、ターニングポイントとなるシーンは時計orカレンダーが目に入るようになっている。 ミマの部屋の日記、一日目の内容 脱アイドル宣言ライブの後の内容『牛乳の購入もろもろ』が描いてあり、この中ですでにアイドルミマと俳優ミマの分岐が起きている。つまり、マネージャーが心から俳優になることを認めていないんだろう。 ミマ同士の鬼ごっこ マネージャーへの決定的攻撃がミマの直接的な攻撃ではなく偶然による攻撃なのは、ミマの手を汚させたくなかったのかな。ただそうすると、ストーカーを殺害したのはミマだから・・・ ミマに攻撃させる終わりではなかったのはなぜなんだろう